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原告側 藤本由紀子先生の意見書


(11頁より抜粋)
……この国の「発達障害」に関わる教育政策が、その根本において、障害者教育の専門性を不問とするシステム(普通免許しか持たない教員も、特殊教育に従事してもよい)にあったことが こんな形で、晃平君にのしかかっていた。
 就学前療育の成果、歩く力、移動の力、着席行動、人として肝心要の排泄のこと、それらはみな、千代田学園時代の障害児にかかわる専門家集団によって、みごとに発達の芽を力強くのぞかせていた。
 その芽が無残にも、つみとられ、晃平君の力として発達が足踏みし、ようやく高等部の作業学習の中で、大きく伸びようとしていたのだ。
 その矢先での事故死。不幸この上ないコースを二重の不幸を歩まされたと深く実感するものである。
 ここで一言付記したい。今回、晃平君の母にはじめてお会いした席で、私の申し上げることは、どうか誤解なさらないで下さい。決して決して養育者であられるお母さんやご家族を、ましてや学校の先生方を責めるものではない。先生やお母さんがわるいということでは決してなく、これは日本の障害児教育の限界、この国の教育のしくみそのものに、欠陥がある故のことなので、どうかそのつもりで聞いていただけますようにとお話しした。
 お母さんは、にこにこと「了解しました」と言って下さり、安心したことをここに述べさせていただくものである。


〈全体の構成〉
Ⅰ.発達の順序性からみて比較的うまく伸びていた、そして伸びつつあったこと
  A.食に関することについて
  B.運動能力について
Ⅱ.せっかく伸びかけていた発達の芽が、次年度の指導者に引き継がれなかったために後戻りしてしまい、またはじめからのやり直しを繰り返しているもの
  C.移動について
  D.着席行動について
  E.排泄行動について
Ⅲ.障害児養育の専門性の欠如により、誤った反応で処理されたため、改善されず、相当な苦痛を与えてしまったと考えられること
  F.感覚あそび(主として砂いじり)について
  G.背後からのかかわりについて
Ⅳ.個別の課題設定とステップアップ方式での治療教育の恩恵あれば、発達が促進されたであろうと推測されること
  H.ハサミ等の操作能力について
  I.音声(発声)について
なおJの知的活動についてはⅡのE排泄行動で、Kの作業学習能力についてはおわりに・・・・の結語部分にて触れている。
Ⅴ.結論
おわりに・・・
〈文献〉
〈筆者経歴〉



藤本由紀子意見書(甲53号証の1)DOC
別表 伊藤晃平君の15歳11か月(死亡)までの歩み抜粋一覧(甲53号証の2)XLS

※ファイルは青字をクリックするとダウンロードできます。
 11月17日提出の正誤表等により、誤入力等の訂正・修正をしてあります。