×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

裁判日程

裁判所

次回 2012年2月10日(金)第15回口頭弁論 名古屋地方裁判所
1102号法廷 10時30分から 予定


 最終弁論です。多くの方々の傍聴支援をお願い申し上げますヽ(´▽`)/
 毎回、法廷終了後は、隣接する弁護士会館などで報告会を開き、弁護士より進行状況の説明や裁判の解説、支援者との意見交換、支援する会の活動報告などを行っています。




2011年 11月18日 第14回口頭弁論・証人尋問
証人尋問および原告本人尋問の傍聴報告
 この裁判は、重度障害者の逸失利益を平均賃金で算定し請求する訴訟。明治時代からの架空の想定を基準とする現在の逸失利益算定方法に異議申し立てをするとともに、重度障害者であっても就労可能性があり逸失利益が生じるという主張。

 この日、藤本由紀子さん(日本心理教育研究所設立メンバー)が1時間余りにわたり証言台に立ち、自閉症の特徴や発達の促し方を丁寧に説明しながら、記録を元に具体的に伊藤晃平君の発達度が指摘され、ジョブコーチ制などの普及とともに実際の就労現場の説明がなされ、晃平君には就労可能性が充分にあったことが障害児教育(言語療法学)の臨床の立場から証言された。
 傍聴席からは2度にわたる大きな拍手があったものの、裁判長は全く制止をせず、支援者らの心情を十分に読み取られた様子。
 被告からの反対尋問は、不況世相を背景とした低賃金状況の指摘があったが、もともと架空の算定である逸失利益をさも正確に予測したようにみせかけた算定方式が詭弁なのであって、逸失利益を低く算定しようとする保険会社の意思が濃厚に感じられた。保険会社にとっての損害賠償金は「支出」なのである。

 続いて原告である母親の伊藤啓子さんの尋問があり、提訴したことで辛かったこととして、親しい友人から「命と引き換えにお金が入っていいね」と言われ、同じ障害者家族が皆すうっと離れていったことがあげられた。月命日の弔いは一生続くであろうことも告白され、藤本さんの証言と相まって傍聴席の涙を多数誘った。ここでの拍手もまた注意をされず。

 これらに先立って、事件現場にいた当該の介護者Y職員への証人尋問があり、事件の真相としては、晃平君はトイレのドアを間違えたのではなく、一階のトイレにゆこうとした可能性があることがわかった。
 また、この職員はなんら介護の資格を持たず、障害者の介護者としては素人であったことが明らかとなり、日勤から続いての夜の勤務で、仮眠でも交代制でもなく、介護者自身も完全に就寝するという常識外れのショートステイ体制であったことがわかった。

 原告側の主張を力強く裏付ける迫力ある法廷であった。
 原告の勝訴が期待される。(弓削)


2011年 8月 12日 第13回口頭弁論
2011年 6月17日 第12回口頭弁論
2011年 4月15日 第11回口頭弁論
2010年 2月18日 第10回口頭弁論
 今年に入って初めての口頭弁論が、2月18日に行われました。当方は、14人が参加・傍聴しました。被告側は、弁護士が二人参加しました。当方も代理人(弁護士)を一人追加し3人の代理人となりました。
 この日で、原告(伊藤啓子さん等)側の立証準備書面と専門家の意見書提出は、一段落しました。今後、被告側の反論・反証が2回に分けておこなわれる予定です。反論・反証の書面が提出されてから、証拠調べへと裁判はすすむと思われます。
2010年 12月24日 第9回口頭弁論
2010年 10月 8日 第8回口頭弁論 原告準備書面(4)提出
 障害者が働く権利についての法的根拠と、障害者中心の企業・起業の取り組みの実態を踏まえての、就労可能性についての主張。
2010年 8月 6日 第7回口頭弁論 原告準備書面(3)提出
 晃平君の守山養護学校中学部での指導要領と教育支援計画の記録に基づいて、障害の特徴と発達の過程と就労可能性についての主張。
 意見交換会では、自閉症(無発語)の教育方法と発達の仕方について専門家から話がありました。
2010年 6月18日 第6回口頭弁論 原告陳述書提出
2010年 4月23日 第5回口頭弁論 原告準備書面(2)提出
 被告の責任の重大性について(施設設備の危険性、事故時の過失責任、安全意識の希薄さ)  原告から「専門家の意見書提出」についての延期を求める釈明。
 裁判官が1名交代しました。新体制は、倉田慎也裁判長、清藤健一裁判官、久保雅志裁判官となりました。支援者の中からは、女性裁判官が交代したことは気になるという声がありました。
2010年 2月12日 第4回口頭弁論 原告準備書面(1)提出
 障害者の逸失利益についての学説と判例のまとめ
2009年11月13日 第3回口頭弁論 進行協議
2009年 9月18日 第2回口頭弁論 被告準備書面(1)提出
2009年 7月31日 第1回口頭弁論 被告答弁書提出
 被告側は出廷しませんでした。
 書面提出だけではなく、原告側岩月浩二弁護士より丁寧な口頭陳述が行われました。
 初日の口頭弁論が認められたことは、裁判の展開にとって有意義なことです。また、現行の口頭弁論では、主張陳述はできるが、証拠陳述はできないという形になっています。毎度のことながら、裁判を見ている傍聴者には裁判の中身がてんでわからないという状況は、裁判公開の原則に反した形態であり、裁判員制度を迎えた今、このような裁判のあり方も問題視してゆきたいと思います。
2009年 5月27日 提訴 原告訴状、原告陳述書提出